VeeValidateのカスタムルールの設定方法(v3系)

2019年10月30日

VeeValidateのカスタムルールの設定方法(v3系)

はじめに

Vue.jsのバリデーションで最大手のVeeValidateですが、ドキュメントの癖が強すぎて理解するのに苦労します。

特にカスタムルールの設定方法が理解しづらすぎて、ゲロ吐きそうになります。

今回は、ドキュメントを見直すことが無いように、設定方法を記事に残しておこうと思います。

 

環境

この記事は、以下の管理人の検証環境にて記事にしています。

 

 

導入手順

基本となるサンプルとして、入力フォームに「kabanoki」と入力しないとエラーになるバリデーションルールを実装します。

 

VeeValidateのカスタムルールの設定方法(v3系)

 

まずは下記のコードを参照します。

 

コード

//呼び出し
const VeeValidate = window.VeeValidate;
const VeeValidateRules = window.VeeValidateRules
const ValidationProvider = VeeValidate.ValidationProvider;
const ValidationObserver = VeeValidate.ValidationObserver;
//コンポーネントの取り込み
Vue.component('ValidationProvider', ValidationProvider);
Vue.component('ValidationObserver', ValidationObserver);

//required ルール設定
VeeValidate.extend('required', VeeValidateRules['required']);

//カスタムルール設定
const myRule = {
  params: ['str'],
  message: '{_field_}が{str}と一致しません。',
  validate(value, {str}) {
    return value == str;
  }
};
VeeValidate.extend('my_rule', myRule);

let app = new Vue({
  el: '#app',
  data: {
    value: '',
  },
  methods: {
    submit: function(){
      alert('送信しました!');
    }
  }
});
<div id="app">
  <validation-observer ref="obs" v-slot="{invalid, validated, valid}">
    <div class="filed">
      <validation-provider name="my_rule" rules="required|my_rule:kabanoki">
        <div slot-scope="{ errors }">
          <input type="text" name="my_rule" v-model="value" value="">
          <p class="error">{{ errors[0] }}</p>
        </div>
      </validation-provider>
    </div>
    <button type="button" @click="submit" :disabled="!valid">送信</button>
  </validation-observer>
</div>

 

実装サンプル

>>専用ページで確認する

 

コードの解説

今回は myRule というオブジェクトを作成し、my_ruleというカスタムルールを設定しています。

const myRule = { 
  params: ['str'], 
  message: '{_field_}が{str}と一致しません。',
  validate(value, {str}) {
   return value == str; 
  } 
};
VeeValidate.extend('my_rule', myRule);

ざっと流れに沿って解説します。

 

ルール式の設定

ルール式 は validate プロパティで設定します。

第一引数にフォームの value値が返ります。
第二引数params プロパティで設定したパラメーターが返ります。

 

エラーメッセージの設定

エラーメッセージは、 message プロパティに設定します。

params プロパティにパラメーター設定することで message プロパティで {str} のようなテンプレート文字列が使用できます。

 

カスタムルールを設定

作成したmyRuleオブジェクトを extend に取り込みます。

あとは普段通りに

<validation-provider name="my_rule" rules="my_rule:kabanoki">

として設定してやります。

 

メッセージのテンプレート

_field_ フィールド名
_value_ 検証されたフィールド値
_rule_ このメッセージをトリガーしたルール名

 

さいごに

ドキュメントと他ブログを比較したりして、バージョンの違いに気が付き、ここまで調べるのに2日かかるという・・・

今日はもう一本、他のフィールドと比較するクロスフィールド検証の記事もあげます。

 

VeeValidateのクロスフィールドのカスタムルール設定方法(v3系)

 

  • この記事を書いた人

カバノキ

印刷会社のWEB部隊に所属してます。 WEB制作に携わってから、もう時期10年になります。 普段の業務では、PHPをメインにサーバーサイドの言語を扱っています。 最近のお気に入りはJavascriptです。 Vue.jsを狂喜乱舞しながら、社内に布教中です。

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