目次
はじめに
Vue.jsのバリデーションで最大手のVeeValidateですが、ドキュメントの癖が強すぎて理解するのに苦労します。
特にカスタムルールの設定方法が理解しづらすぎて、ゲロ吐きそうになります。
今回は、ドキュメントを見直すことが無いように、設定方法を記事に残しておこうと思います。
環境
この記事は、以下の管理人の検証環境にて記事にしています。
vue.js | 2.6.10 |
vee-validate.js | 3.2.3 |
rules.umd.min.js | 3.2.3 |
導入手順
基本となるサンプルとして、入力フォームに「kabanoki」と入力しないとエラーになるバリデーションルールを実装します。
まずは下記のコードを参照します。
コード
//呼び出し const VeeValidate = window.VeeValidate; const VeeValidateRules = window.VeeValidateRules const ValidationProvider = VeeValidate.ValidationProvider; const ValidationObserver = VeeValidate.ValidationObserver; //コンポーネントの取り込み Vue.component('ValidationProvider', ValidationProvider); Vue.component('ValidationObserver', ValidationObserver); //required ルール設定 VeeValidate.extend('required', VeeValidateRules['required']); //カスタムルール設定 const myRule = { params: ['str'], message: '{_field_}が{str}と一致しません。', validate(value, {str}) { return value == str; } }; VeeValidate.extend('my_rule', myRule); let app = new Vue({ el: '#app', data: { value: '', }, methods: { submit: function(){ alert('送信しました!'); } } });
<div id="app"> <validation-observer ref="obs" v-slot="{invalid, validated, valid}"> <div class="filed"> <validation-provider name="my_rule" rules="required|my_rule:kabanoki"> <div slot-scope="{ errors }"> <input type="text" name="my_rule" v-model="value" value=""> <p class="error">{{ errors[0] }}</p> </div> </validation-provider> </div> <button type="button" @click="submit" :disabled="!valid">送信</button> </validation-observer> </div>
実装サンプル
コードの解説
今回は myRule というオブジェクトを作成し、my_ruleというカスタムルールを設定しています。
const myRule = { params: ['str'], message: '{_field_}が{str}と一致しません。', validate(value, {str}) { return value == str; } }; VeeValidate.extend('my_rule', myRule);
ざっと流れに沿って解説します。
ルール式の設定
ルール式 は validate
プロパティで設定します。
第一引数にフォームの value値が返ります。
第二引数に params
プロパティで設定したパラメーターが返ります。
エラーメッセージの設定
エラーメッセージは、 message
プロパティに設定します。
params
プロパティにパラメーター設定することで message
プロパティで {str}
のようなテンプレート文字列が使用できます。
カスタムルールを設定
作成したmyRuleオブジェクトを extend
に取り込みます。
あとは普段通りに
<validation-provider name="my_rule" rules="my_rule:kabanoki">
として設定してやります。
メッセージのテンプレート
_field_ | フィールド名 |
_value_ | 検証されたフィールド値 |
_rule_ | このメッセージをトリガーしたルール名 |
さいごに
ドキュメントと他ブログを比較したりして、バージョンの違いに気が付き、ここまで調べるのに2日かかるという・・・
今日はもう一本、他のフィールドと比較するクロスフィールド検証の記事もあげます。