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カバの樹

「vue-scrollto」を使ってイージングスクロールを実装する

2019年7月24日

vue-scrolltoとは

 

vue-scrollto」は、クリックイベントによって要素までイージングスクロールを実装するライブラリです。

window.requestAnimationFrameを使用してアニメーションを実行するため、最高のパフォーマンスが得られます。
イージングはbezier-easingを使って行われます

 

環境

Vue 2.6.10
vue-scrollto 3.14.1

 

インストール

以下のnpmyarnCDNを使ってインストールします。

npm

npm install --save vue-scrollto

yarn

yarn add vue-scrollto

CDN

<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue-scrollto"></script>

 

gitリポジトリは以下から取得できます。

https://github.com/rigor789/vue-scrollTo

 

導入手順

シンプルなイージングスクロールを実装します。

1. ライブラリの取り込み

(1)webpack等の場合 ※モジュール版は未検証です。

var VueScrollTo = require('vue-scrollto');
Vue.use(VueScrollTo)

(2)WEBページの場合

Vue.use(VueScrollTo)

2.イージングスクロールのメソッドを設定

new Vue({
  el: '#app',
  data: {
    toBottom: '#bottom',
    toTop: '#top'
  }
})

3. テンプレートを準備

<div id="app">
  <div id="top">top</div>
  <a href="#" v-scroll-to="toBottom">Scroll to bottom</a>
  <div id="middle">middle</div>
  <a href="#" v-scroll-to="toTop">Scroll to top</a>
  <div id="bottom">bottom</div>
</div>

4.サンプルCSS

#app {
  height: 1200px;
  padding-left: 200px;
}
#middle {
  height: 100%;
}

 

サンプル

>>専用ページで確認する

 

オプション

vue-scrollto」のオプション一覧は以下になります。

Name Default Description
el / element 必須。スクロールしたい要素。
container body スクロールする必要があるコンテナー。
duration 500 スクロールアニメーションの長さ(ミリ秒)。
easing ease アニメーション化するときに使われるイージング。イージングのセクションでもっと読んでください。
offset 0 スクロール時に適用されるべきオフセット。このオプションはv2.8.0からコールバック関数を受け付けます。
force true スクロールターゲットがすでに表示されている場合でも、スクロールを実行する必要があるかどうかを示します。
cancelable true ユーザーがスクロールをキャンセルできるかどうかを示します。
onStart noop スクロールが始まったときに呼ばれるべきコールバック関数。ターゲット要素をパラメータとして受け取ります。
onDone noop スクロールが終了したときに呼び出されるべきコールバック関数。ターゲット要素をパラメータとして受け取ります。
onCancel noop スクロールがユーザーによって中止されたときに呼び出されるコールバック関数(ユーザーがスクロールした、クリックしたなど)。パラメータとしてabortイベントとターゲット要素を受け取ります。
x false X軸上でスクロールするかどうか
y true y軸上でスクロールするかどうか

Easing

オプションのeasingの種類は以下になります。

let easings = {
    'ease': [0.25, 0.1, 0.25, 1.0],
    'linear': [0.00, 0.0, 1.00, 1.0],
    'ease-in': [0.42, 0.0, 1.00, 1.0],
    'ease-out': [0.00, 0.0, 0.58, 1.0],
    'ease-in-out': [0.42, 0.0, 0.58, 1.0]
}

 

まとめ

クリックイベントによって要素までイージングスクロールを実装するライブラリでした。

活用法は色々ありそうです。

 

今日はこの辺でー

 

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